翻訳の管理¶
新しい原文の追加¶
新しい文字列は、新しい翻訳のテンプレート という基礎となる翻訳ファイルに追加されたら翻訳できるようになります(参照: コンポーネント構成)。多くのモノリンガル翻訳の場合のように、ファイル形式にこのようなファイルを必要としない場合は、空のファイルから始めることができます。
Weblate can add new strings to existing files for most of the file formats. You can also specify Context for bilingual formats to distinguish same strings used in different context. Auto-adjust context when an identical string already exists. can be used to automatically adjust Context by adding a numeric suffix in case such a string already exist in the translation.
参考
新しい翻訳の追加¶
新しい言語は、Weblate のユーザーから要望があればすぐに追加されます。もしくは、プロジェクト管理者に通知して手動で承認と追加ができます。これは、コンポーネント構成 内の 新しい翻訳の追加 を使用して切り替えられます。
ファイル形式によっては、空のファイルで始まり、翻訳した文字列のみを含むことを想定しているものもあれば(例: Android 文字列リソース )、すべてのキーが存在することを想定しているものもあります(例: GNU gettext PO(ポータブル オブジェクト) )。文章を基本としたファイル形式(例: OpenDocument 形式)は、原文文字列のコピーと、すべての要編集とマークされた文字列で始まります。場合によっては、実際にはファイル形式に依存せず、翻訳を処理するために使用するフレームワークに依存します(例: JSON ファイル )。
コンポーネント構成 で 新しい翻訳のテンプレート を指定すると、Weblate はこのファイルを使用して新しい翻訳を開始します。既存の翻訳文は、ファイルから削除されます。
新しい翻訳のテンプレート が空で、ファイル形式が対応している場合、空のファイルが作成され、新しい文字列を翻訳するとそこに追加されます。
言語コード スタイル を使用すると、生成されたファイル名で使用される言語コードをカスタマイズできます。さらに、 言語の別名 で定義されたマッピングは逆に適用されます。
注釈
接続しているリモート リポジトリに言語ファイルを追加すると、Weblate がローカル リポジトリを更新するときに、それぞれの翻訳がコンポーネントに追加されます。
リポジトリの更新設定の詳細については、リポジトリの更新 を確認してください。
既存の翻訳の削除¶
言語、コンポーネント、またはそれらが含まれているプロジェクトは、それぞれのメニューにある 管理 ↓ 削除 から削除(Weblate と、使用中の場合はリモートリポジトリからも削除)できます。
削除 の操作を実行すると、削除するコンポーネントの一覧が表示されます。削除を確定するには、オブジェクトの スラッグ を入力してください。スラッグ とは、URL に表示されるプロジェクト、言語、またはコンポーネントのパス名です。
特定の文字列だけを削除する方法:
ソースファイルから手動で削除します。これは、Weblate のリポジトリの更新時に、翻訳プロジェクトからも削除されます。
Added in version 4.5.
Weblate の UI では、文字列の編集中に ツール ↓ 削除 ボタンを使用します。これは、ファイル形式による違いがあります。参照: 文字列の管理
注釈
接続しているリモート リポジトリの言語ファイルを削除すると、Weblate がローカル リポジトリを更新するときに、それぞれの翻訳がコンポーネントから削除されます。
リポジトリの更新設定の詳細については、リポジトリの更新 を確認してください。
文字列の別表記¶
文字列の別表記は、複数の文字列をグループ化して、翻訳者が文字列のすべての別表記を 1 つの場所で確認できて便利です。
ヒント
略語(短縮形、簡略化)は別表記の良い例です。
キーに基づいて自動化された別表記¶
コンポーネント構成 内のモノリンガル翻訳のキーに基づき、文字列をグループ化するために、正規表現を設定する方法:

キー が正規表現に一致した場合、一致した部分を削除して、別表記のルート キーが生成されます。そして、同じルート キーを持つすべての文字列を 1 つの別表記グループにまとめます。これには、ルート キーと完全に一致するキーを持つ文字列も含まれます。
使用例:
使用例 |
正規表現で示す別表記 |
一致する翻訳キー |
---|---|---|
接尾辞の識別 |
|
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インライン識別 |
|
|
別表記の手動設定¶
Added in version 4.5.
variant:SOURCE
フラグを使用して、特定の文字列を手動でリンクできます。これは、文字列を自動的にグループ化するためのキーを持たないバイリンガル翻訳、またはキーが一致しないが翻訳時に一緒に考慮する必要がある文字列をグループ化する場合に便利です。
文字列の別表記は、翻訳中に ツール からも追加できます(文字列の管理 が有効の場合):

注釈
別表記の原文は最大で 768 文字までです。これは、MySQL データベースとの互換性を保つための技術的な制約です。
参考
翻訳中の別表記¶
別表記は、後で翻訳時にグループ化されます。グループ化の例:

文字列ラベル¶
プロジェクト設定で、コンポーネントの翻訳文字列をテキストと色でカテゴリに分類します。
