言語の定義#

異なる翻訳を適切に提供するには、言語名、テキストの文字順、複数形の定義、および言語コードに関する情報が必要です。

組み込み言語の定義#

約 650 の言語の定義が Weblate に含まれており、リストはリリースごとに拡張されます。Weblate がアップグレードされるたびに(具体的には migrate が実行されるたびに。参照: 一般的なアップグレード方法 )、言語のデータベースが更新され、Weblate に付属するすべての言語定義が拡張されます。

この機能は UPDATE_LANGUAGES を使用して無効にできます。setuplang を使用して、Weblate の初期設定のデータと一致するようにデータベースを更新できます。

言語コードの解析#

翻訳の解析時に、Weblate は言語コード(通常は ISO 639-1 )を ファイル マスク から既存の言語オブジェクトにマップしようとします。

言語の別名 を使用して、このマッピングをプロジェクト レベルで設定できます。

完全に一致するものが見つからないときには、既存の言語で最も近いものを探します。以下の手順を試します:

  • 大文字と小文字を区別しない検索。

  • アンダースコアとダッシュの正規化。

  • 組み込み言語のエイリアスの検索。

  • 言語名での検索。

  • 指定する言語のデフォルトの国コードの無視 -- cs_CZ ではなく cs の選択。

これらにも一致しないときは、デフォルト(左から右へのテキスト順、1 つの複数形)を使用して新しい言語定義が作成されます。自動作成されるコード xx_XX の言語は、xx_XX (generated) と命名されます。その後、管理画面(参照: 言語定義の変更 )から変更できます。必要なら、適切な定義が今後の Weblate リリースに追加されるように課題管理ツール(参照: Weblate に貢献 )に報告してください。

ヒント

間違ったものが言語として認識された場合は、言語フィルター を設定して、翻訳の解析時にそのようなファイルを無視することを推奨します。

参考

言語コードnew-translation

言語定義の変更#

言語の定義は、言語インターフェイス(/languages/ URL)で変更できます。

編集するときは、すべてのフィールドが正しいことを確認してください(特に複数形と文の方向)。正しくないと、翻訳者は翻訳文を適切に編集できません。

あいまいな言語コードとマクロランゲージ#

多くの場合、翻訳にマクロランゲージコードを使用することは推奨しません。典型的な問題のあるケースはクルド語で、種類によってアラビア文字かラテン文字で書かれています。Weblate で正しく動作させるには、個々の言語コードのみを使用し、マクロランゲージは使用しないことを推奨します。

言語の定義#

各言語を構成するフィールド:

言語コード#

言語を識別するコード。Weblate は、ISO 639-1 で定義された2文字のコードを優先しますが、2文字のコードを持たない言語には ISO 639-2 または ISO 639-3 コードを使用します。BCP 47 で定義された拡張コードにも対応しています。

言語名#

表示する言語名。Weblate に含まれる言語名も、ユーザーインターフェイスの言語に合わせて現地語化されます。

テキストの方向#

言語を右から左に書くか、左から右に書くかを指定します。このプロパティは、ほとんどの言語で正しく自動検出されます。

言語の使用人数#

世界中でこの言語を話す人の数。

複数形の定義#

Weblate には、複数形の定義のセットが内蔵されています。これらは、ファイル形式の仕様、CLDR、およびその他のソースに基づいています。

警告

複数形の規則は、基礎となる実装と一致させることが必要となるため、内蔵の複数形の定義を変更しても望んだ結果は得られないでしょう。

複数形の数値または数式を変更すると、文字列の表示にのみ影響があり、文字列の解析やファイルへの保存には影響しません。Weblate が正常に動作していないと思われる場合は、当社の問題追跡ツールで問題を報告してください。

複数形の数#

言語で使用する複数形の数。

複数形判別式#

与えられたカウントに、どの複数形を使用するかを決定するために使用する Gettext 互換の複数形式。